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はじめまして、渡辺工芸代表の渡邉一夫です。

私が工芸品に出会ったのは高校三年生のときでした。親元の工芸品のバイト手伝いをはじめ、大学1年の時には在庫のチェック、帳面記入などの業務を行えるようになり、いつしか商品約500~1000種類の原価を暗記しているようになりました。

仕入れにも加わるようになり（大学2年のとき転機となる大学封鎖があり6ヶ月間講義がありませんでした。）そのとき完全に店の仕事に携わっていました。

そして19歳のとき初めて海外仕入れに2週間、貿易商社の方と東南アジア6カ国を回り、約4000万円の買い付けを行いました。

若干19歳の身分で当時としてはすごい金額ですし、親も「自分で見てきてお前の思うものを買って来い！」と太っ腹でした。

ただ、インドネシアでトラの剥製を8頭買い付けて契約しましたが現物は4頭で残り4頭はチェックなしに送ってもらうことになりました。

さあ、来た・・・なんと残りの4頭はトラではなく猫のような顔をした迫力のないものでした。大失敗です。

でも親も笑っていました。この失敗がより一層、後の仕事に対する意欲につながっているのだなと今でもいい思い出です。

大学3年の頃には仕事が本業になっていました。
4年の春には母から反対されましたが大学を辞め、仕事に専念することになり別会社マルコー貿易株式会社を設立し、年商も順調に伸ばしていくことができました。（親の基盤の力もあり何を仕入れても売れる時代でしたし顧客も300件ほどありました。）

当時、同族会社的で私は一番年下で社長、社員全員が年長というギャップの中で「失敗はしてはいけない」といろいろ苦労もしました。

そのマルコー時代の9年間で工芸品の目利き、仕入れなど色々肥やしにもなり業界では全国で知れ渡る存在になるに至りました。

特に象牙に関しては香港に200回以上は渡航仕入れに出向きました。ただワシントン条約が施行され象牙の輸入禁止に伴い象牙の細工品及び原材料も輸入できなくなりました。

象牙作品に関してはだんだんと国内産、国内作品、著名な作者の方の製作品へと転換を図っていくような状態になりました。

今は渡辺工芸として名な作者による彫刻品を一手に引き受けており在庫に関しても西日本一最大級の規模だと思っています。

象牙作品に対して目の肥えたお客様から初めて象牙を手にしようとお考えの方に対しても丁寧に対応することを心がけております。
是非、一度渡辺工芸の美術工芸の数々をご覧下さい。

※小物通販に関する特定商取引に関する標記です。そのほかの象牙作品に関しましてはお電話もしくはメールにてお問い合わせ下さい。商品の価格や詳細説明についてご説明させていただきます。